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社会とサブカル コラムノート

社会哲学と生命倫理を軸に、社会批評とサブカルチャーコラムをただ思うがままに書きたいです。

財政と宝くじ  サンデルの政治哲学から考える

政府は、宝くじやスポーツ振興くじを使い、公共事業費として利用しようとしている。
たとえば、スポーツ振興時のtotoでは以下のように使われている。

totoサッカーくじ)は、以下のスポーツ振興に必要な財源確保のため、宝くじのように広く小口の寄付を募るという考えのもと導入された。
1. 誰もが身近にスポーツに親しめる環境の整備
2. トップレベルの選手の国際的競技力向上のための環境の整備
3. 国際的スポーツ活動への支援
4. スポーツ指導者の養成、資質の向上
スポーツ振興くじ - Wikipedia
 スポーツ振興くじウィキペディアから引用

人々の租税抵抗から政府は財源を取ることは難しくなってきている。
その一方、宝くじは楽しみつつ、当たれば大きな恩恵にあたれるかもしれない運要素、そして公共事業、社会貢献などの公共的なために使われる、今では政治を運営していくうえで重要なものである。
しかし、政治が宝くじの収益に依存を強めるおり、例えば国立競技場を作るためための費用としてtotoの収益を使うことは、wkiの引用した本来の目的とあっているのか。建設費を縮減し、少ない費用でも機能的な施設を建設は可能なはずだ。人々にスポーツを直接する支援するために使われるべきである。

マイケルサンデルが政治と宝くじの問題点を述べている。
1つは、政府が立場の弱い(ブルーカラー、マイノリティ、貧困層)客を相手に宝くじを販売することを批判している。宝くじの広告の中に、大当たりによって、大量の賞金を手に入れることができ、今の現状を脱することができるという趣旨が書かれている。
サンデルは、立場が弱い人が、宝くじに与えるという夢を売ることで、本当に自由意思に基づき、購入しているのかと疑問を投げかけている。
2つめは、政治が宝くじの収益に依存することで、増税や歳出カットなどの改革をしないことを批判している。
マイケル・サンデル(鬼沢忍訳)「公共哲学 政治における道徳を考える」 筑摩書房 2011年 p112~p113

宝くじに依存した政治は、弱い人々が運に依存するの増加、そして財政の見直しという重要な役割を果たすことがない。
今後、ギャンブルや宝くじの収益に依存する政治は続くだろう。
それでも、政治に財政改革と人々が自由意思による購入ができるように弱い人々を救うことを要求しなければならない。

参考文献
マイケル・サンデル(鬼沢忍訳)「公共哲学 政治における道徳を考える」 筑摩書房 2011年
www.amazon.co.jp

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