スグルのメモ帳(私って何―自己と社会を知りたい―)

自分の知識を使いコラムを通して、自分と社会を知っていくためのメモ帳です。

黒井先生の動画から学んだこと―その1 障害の「害」の字

はじめに

私は、今年精神科でとある発達に関する難病が分かった。
細かい詳細は防ぐが、私は脳機能の障害を抱え、耳の聞こえには異常がないが、相手の言葉の意味すること・言葉の意図することが理解できないという症状を持っている。
私は発達に課題を抱えたことを発覚したわけであるが、これから自分がどのように生きていけばよいのか分からなかった。
私は、YouTube発達障害を検索した結果、黒井先生に出会った。

www.youtube.com

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黒井先生は、ADHD注意欠陥多動性障害)、ASDアスペルガー症候群)、LD(学習障害)を抱えた当事者のバーチャルYouTuber(以後Vtuber)である。
黒井先生の発達障害の知識を広める・自分の経験を発信することで、もっとADHDという障害を世の中に知ってほしいという思いをもって活動している。
そこで、私は黒井先生を通して、自分の知識や経験から、どのような学びを得たのか。改めて自分が発達障害者の当事者として、どのようにおもうのかについて述べたい。

障害の「害」の字

例えば、黒井先生が障害の「害」の字の表記問題について取り上げている。

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黒井先生は、障害の「害」の表記についての考え方について、黒井先生は障害の「害」を漢字表記にしている理由として、本来の障害者の意味や何が障害なのかを考えることでネガティヴな印象を変えられる
黒井先生は「害」の字がネガティブな印象があるため逆に自分の大変さを伝えることができる
自分の人生の思い出・経験から生じる「害」と発達障害の「害」を重ね合わせることができる
逆にひらがな表記にされることで自分の大変さを「消される」印象をもたらしてしまうなどの理由を上げている。

黒井先生は、こうした自分の経験による見解を示した後に、一番大切なことは「気持ち」である。
障害や社会などに向き合うこと、自分がどのように感じ、どのような考え方を持っているのか、自分はどう在りたいかなどの意見や考え方を一人一人が持つことが大切であると述べている。
黒井先生が障害の漢字表記問題の質問が来たとき、自分が向き合った事実、相手が向き合ってくれた答えの中にその人なりの気持ち・考えが詰まっているので、その考えてくれた気持ちが嬉しいことである、その気持ちを大事にすることが大事であると述べている。


黒井先生は、たくさん勉強して情報を得て、黒井先生自身の体験談や自己分析をを踏まえながら、受け入れやすい形にして伝えること、それが考えるきっかけになることをADHD先生のVtuber活動の目標にしている。
私自身も精神の障害、発達障害の当事者となって、あらためて、社会の中で生きづらさを感じるようになった。
黒井先生の障害の「害」の字は自分に「害」でなく、社会や環境に向けての「害」であり、自分自身の大変さを示すためという見解を示したことに、当事者になった私は深く共感した。
だからこそ、私は自分の知識を見直しながら、現実の起きている問題や自分の経験を通して、自分の知識を再構築していきたいと思うようになった。
そんなきっかけを作ってくれたのは黒井先生に出会い、そこで分かったこと、考えたことを今後も記事にして、私の考えをメモしていきたいと思い、この文章を締めたい。