スグルのメモ帳(私って何―自己と社会を知りたい―)

自分の知識を使いコラムを通して、自分と社会を知っていくためのメモ帳です。

梓来有未さんのボイスサンプル感想その①

はじめに

私は、とあるアニメの双子の姉妹から梓来有未さんを知った。
梓来さん演じる双子姉妹は多彩な感情を操っていて、そのアニメの一話を見て、一番演技が光っていると一年前の私は思っていた。
梓来さんのYouTuberチャンネルでボイスサンプル動画が投稿された。
私はその動画を見て、声優の梓来さんの演技が改めて、好きだなと思い、どうして好きなのか、自分の言葉で感想をメモとして残しておきたい。

www.youtube.com

のじゃロリ巫女さん(0:04~)

ポイント

・一生懸命に頑張っているのに、それを信じてくれずに、悔しがる声が可愛い。

・のじゃババの巫女さまの「みこさまなのじゃぞ」「なんじゃ」「ぬぬ」などの濁点が入るセリフが、イヤホンで聞くと耳心地が気持ちいい。

少年系ボイスの魔王様(0:32~)

ポイント

・梓来さんの少年ボイス格好いい。

・相手の命乞いに対して、気怠い少年ボイスの「なんでもいいや」と相手を見下し蔑むセリフに、普段の配信では優しい梓来さんのギャップを見ることができた。

気が弱そうなヒロインが主人公に一緒に行きたいことを懇願するシーン(1:05)

ポイント

・「ついて行っていいです⤵」の語尾が下がって少女の優しさ自信の無い感じが伝わり、可愛い。

・「何言っているだろう」が、その少女の羞恥心と言ってしまった後悔が可愛い。

無口なヒロイン(1:25~)

ポイント

「昨日は嬉しかったから、そのお返し」というセリフに、それまで淡々と無機質な声質に、その相手が好意があることが伝わり、きゅんとした。

・観客としての視聴者(私)はその女性に一気に目線を向けてしまうくらい、その女性のセリフ人間に惹かれた。

早口文芸部オタク女子(1:44~)

ポイント

・その文芸部オタク女子の熱量高揚感に、実際にそのイラストを見ていないのに、イラストであることが伝わってきた。

・オタク笑いが(いい意味で)キモ可愛いぞ。

後輩女子(2:03~)

ポイント

・「ぶちょー」のセリフに、腹から出る梓来さん力強い声から、その女子がびっくりしている様子と部長に対するドキドキしている感じが伝わり、可愛い。

・またこのシチュエーションは「驚き」という感情の種類が豊富にあることを再発見することができた。

小さな女の子(2:24~)

ポイント

・「はむ」と食べて、それを噛んで飲み込み味わっている姿からその女の子にとって幸せであることが伝わり、可愛い。

・食べている時の幸せに喜ぶ⇒それが無くなった哀しみ⇒まだ食べたいという悲しげな表情⇒それがまだ食べることができ楽しさと嬉しみから来る「大好き」と感情の起伏をわずかな時間で切り替えることができる梓来さんの声優としての技術の凄さがわかるだろう。*1

ロリメイドちゃん(3:02~)

ポイント

・「しゅさまー」の濁点音の響きと語尾の伸びが聞いていて心地よく、可愛い。

・声はあたふた、少しセリフに怒気が含んでいるが、ご主人様をどこか憎めない世話好きの優しさを感じて、可愛い。

カウンセラー募集のお知らせ(3:26~)

ポイント

・一回目に視聴したとき、「自らを絶とうとする人がいます」というセリフの中にある「」という言葉が一番耳残った。梓来さんの落ち着いた話し方の中に、重要単語である「命」が強く自然と強調されていることが伝わり、そこにある梓来さんの優しい人柄が伝わってきた。

・.カウンセラー資格者に向けた心安らぎホットラインのカウンセラー募集のお知らせであるが、梓来さんのアナウンスは人生に疲れきった人の耳まで聞こえ、誰かと繋がってほしいという思いも込められていて、素敵だと思った。

化粧水の架空CM(3:52~)

ポイント

・活動名に含まれる「豆」(梓来(大豆、小豆)有未、旧名の豆豆ひなた)を使ったユーモアあふれた架空CMになっている。

・大人な女性の物腰落ち着いた喋り方に、単語を一つ一つに抑揚をつけて、架空の化粧水がありそうと想像できてしまうくらい聞き入った。

はじめてのボイスサンプル感想を書いての感想

梓来さんのボイスサンプルを聴いて、自分が可愛いな、カッコいいな、耳に残っているところを中心にメモに残した。
ボイスサンプルは、声優自らのセールスポイント、聞いている人に短いセリフと一芝居の中に様々な情報が詰めれていること分かった。
私は声優(特に若手女性声優オタク)だが、改めて感想を書くことによって、自分の声優さんの演技に見方の浅さに気がつくことができた。
初めて聞いた良いと感じたことを、感想を書くために、何度か聞くうちに、最初の感覚と最終的に書きあがった感想が異なることがあって、それだけ自分の聴覚精度の低さを感じた。
同時に私は、自分の考えを表現する、言葉を足してつなげることで、私はこの演技が好きだなという理由とその価値観を明らかにしていく過程は、とても楽しく書くことができてよかった。

それだけ、役者もそうだし、選ぶ側は演技表現を色々と勉強して、その良し悪しやセリフの情報を瞬時に読み取ることに長けていると思った。
役者側も、演じているとき、相手に伝わるように、その演技やセリフにアピールポイントや意図や情報などを伝えることに日々鍛錬していることが分かった。

正直に感想記事としての精度に疑義はあるが、私の*2感想だが、役者さんの演技の見る、聞く、感じたことを自分の言葉で表現した苦悩の痕跡を残しておきたいと思い、記事を公開してます。
あまりにもよろしくないという評価を頂かない限り、もっと自分の精度を向上させた、ボイスサンプル感想を書きたいと思う。*3
自分の表現力とアニメの見方を磨き、この感想文を書いた苦悩を自分の糧としてしていきたいと思い、この文を終わりたい。

*1:ボイスサンプルは、相手との掛け合いが存在しない。演じている梓来さんは相手の掛け合いを想定しながら、女の子の感情から、その相手を視聴者に伝えなければならないという難しいシチュエーションだと思う。それを感情の変化で女の子の相手の「セリフ」を想像することができたので、梓来有未さんの凄さを感じました。

*2:苦し紛れ

*3:この記事も評判が悪いと、私の書き手の評価はともかく、梓来有未さんの評判にも迷惑をかけてしまうので、非公開にしたいと考えてます。