スグルのメモ帳(私って何―自己と社会を知りたい―)

自分の知識を使いコラムを通して、自分と社会を知っていくためのメモ帳です。

検索に関する雑感

「学生指導していると検索能力が低いことに驚く」というのがtogetterで流れてきた
togetter.com


それに対して、私はこのようにコメントした。

学生指導をしていると検索能力が低いことに驚く…学生に限らず起こっているが一体何が原因なのか - Togetter

検索の仕方という問題はあるが、検索しても良い情報が出てこないし、またその記事の書き手の減少もあって、自分が知りたいことを知ることができないという問題もあり、学習側と検索エンジンの問題両方あるのかな?

2022/11/24 23:04

なぜこういうコメントを書いたのかの、その理由と自分の備忘録として記事にしてみた。

私が検索しなくなった理由

十数年前、高校時代および大学時代(大学院時代)にYahoo検索を検索して、様々なものに出会うことができた。
その当時はアニメや漫画の個人ファンサイト全盛期、自らのイラストをファンサイトに掲載したり、交流掲示板でファン同士の交流が行われていた。
また作品の解釈や考察を読むためや時事評論やコラムを読むために、検索して、記事を読んだ。その中に、はてなダイヤリー(現:はてなブログ)で書いている人たちを見つけて、当時はてなサービスをやっていない私*1は、はてなダイヤリーをお気に入りにして、記事を更新をされるのが楽しみだった。
2015年にブログを書いていた時は、Twitterをやっておらず、主にグーグル検索からこのブログの記事*2を読んでもらうのが主流だった。
「ぐぐれかす」というネットスラングがあったように、人に聞く前にGoogleで検索しろと言われるくらい、検索する行為は当たり前になっていた。

とことが、「学生指導していると検索能力が低いことに驚く」というのがtogetterの事例のように、検索から見つけることができない人も増えたみたいだ。
私も2020年代以降、思い出していても、検索エンジンを使わなくなった。検索しても、自分が期待する情報が出てこなくなったというのが感想だ。

派遣会社の評判を調べても、サイトを複数見ても、同じようのことしか書いていないのが多く、検索することが嫌になった。
「作品 感想」と検索しても、個性的なブログ記事が検索上位にくることが少ないため、最近は検索することが少なくなった。
書き手が減少していき、量産型の記事を掲載するサイトが増えた結果として、情報の量は増えたが、質が良化したとは言えない。また、検索エンジンもまたサイトの質を必ずしも判別できるわけではないので、なんとなくアクセスが上位のサイトが検索の上位にくるため、そのサイトが必ずしも自分の欲する情報や好む情報を見つかるとは限らない。
この書き手の減少および質の低下*3もあって、検索する気力が無くなってしまった。

主に、アニメ公式サイトのTwitterをフォローやリストを登録したり、通知したりなどすることしも必ずしも検索する必要性がなくなっている。
情報はアプリで収集したり、YouTubeで動画を見たりすることで集めることができるので、主体的に検索でキーワードを入れて、欲しい情報を探すことをしなくなった結果、検索能力も落ちている。

つまり、書き手の減少と質の低下による検索する気力を失い、検索エンジン側はも必ずしも質の良い情報が上位になるとは限らないため、検索能力は落ちるし、検索しなくなるよねというのが、僕がはてなブックマークに書いた理由である。

もちろん、自ら主体的に行為することは大事なことである。キーワードを組み合わせて、自分にとって必要な情報を見つけることは、学術する上でも、評論を書く時でも、自分の知らないことを知って確認することなどで検索能力は必要不可欠な能力である。やっぱり自分の生活といかに検索能力を結び付けることの重要性を感じる。
同時に、検索エンジンも精度を上げてほしいし、サイトの質も記事も質を上げてほしいという願いを込めて、終わりたい。

*1:はてなでブログを始めたのが2015年の10月あたり

*2:現在は削除済み

*3:人のことは言えず、私自身も力不測の書き手だが